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ビジネスシーンや正式なイベントで周囲と差をつけるアイテムとして「ネクタイピン」は重要です。しかし、着け方やマナーなどに不安を感じる方も多いのではないでしょうか。そこで今回はネクタイピンについて網羅的に説明します。今回の情報を参考に、周りから一目置かれる「オシャレ上級者」を目指しましょう。
ネクタイピンには大きく2つの役目が存在します。それは「実用的役割」「ファッション的役割」です。それぞれについては次の項目で詳しく解説します。
ネクタイピンのもっとも重要な役割はネクタイを安定させる点にあります。ネクタイが乱れると全体の印象が損なわれる可能性があるためです。また、ワイシャツだけを着用するときはネクタイピンの装着がビジネスマナーとして推奨されています。
ネクタイピンの選び方ひとつで個性を表現できます。状況に応じた適切な色や形状を選ぶことで、さりげないオシャレを演出できるからです。特に、ビジネスにおいては主張しすぎない色やデザインが好まれます。
たとえば、シルバー系は清潔感や誠実さを印象づけるのに適しています。第一印象はビジネスパートナーとの良好な関係を築く上で大変重要です。
以上の点から、ネクタイピンは自身のファッションセンスをアピールし、相手に誠実な印象を与えるための重要なアイテムといえます。

ネクタイピンは、シーンによって適切な留め方があります。ここでは5つのシーンにわけて正しい留め方を紹介していきます。
ネクタイピンは基本的に地面と水平に装着します。その主な理由は、水平に留めることで相手に「きっちり」とした印象を与えられるからです。
最近では、ストライプやチェック柄のネクタイに沿って斜めに装着するのが「オシャレ」とされる風潮もあります。しかし、このような装着方法はカジュアルな場面では容認されますがビジネスでは不適切になるため避けるべきです。
ジャケットを羽織る際、ネクタイピンはワイシャツの第三ボタンから第四ボタンの位置に留めるのが基本です。また、右側からワイシャツとネクタイを挟むように装着します。これにより、ジャケットからちょうど見える位置となり、絶妙なバランス感が生まれます。
ワイシャツのみの場合は第四ボタンから第五ボタンの間が正しい留め位置です。理由はジャケット着用時と同じ位置で留めると、ネクタイの先端部分、すなわち剣先がブラついてしまう恐れがあるからです。ネクタイのブラつきは見た目の美しさを損ねるだけでなく、剣先の汚れやデスクとの摩擦により生地が傷む可能性も考えられます。
基本的にベストを着る際、ネクタイピンは不要です。ベストがネクタイを固定する役割を果たしているからです。しかし、すべてのシーンで不要なわけではありません。
たとえば、ベストを脱ぐ可能性がある場合は、予めネクタイの下にネクタイピンを装着しておくことをおすすめします。これは、ベストを脱いだ際にネクタイを固定するアイテムを持ち合わせていないからです。このように、ベストを着用する場合でも状況によって、使用するかどうかを考えておくとよいでしょう。
パーティーシーンではワイシャツの第三ボタンの下あたりに装着するのが理想的です。この位置はスタイルがよく見える効果があり、自分のファッションセンスをより一層際立たせられます。
しかし、注意点もあります。それは場に適さないデザインや色合いを選ぶと、かえって雰囲気を壊してしまう可能性があることです。そのため、パーティーシーンに合ったデザインを選ぶように心がけましょう。
葬儀や弔事など、敬意を表すべき慎ましい場ではネクタイピンの使用は控えるべきです。華美な装飾品が敬意を欠く行為とみなされるからです。葬儀や弔事ではネクタイピンを控え、敬意を示す姿勢を大切にしましょう。
ネクタイピンを使用する際、NGな留め方が2つあります。ひとつ目はネクタイピンを付ける高さです。ネクタイピンがあるべき位置から大きく外れると適切に固定されず、ブラつきや位置の乱れが生じます。
もうひとつはネクタイだけにネクタイピンを付けることです。こちらはネクタイとワイシャツを一緒に固定するためのアイテムであり、ネクタイだけに付けるとブラついてしまうので注意しましょう。
ネクタイピンにはさまざまな種類が存在します。以下で主なネクタイピンの種類と特徴について解説します。
タイクリップ(ワニ口式)は一般的なネクタイピンで特徴は強力なクリップにあります。このクリップ力がネクタイをしっかりと固定し、ネクタイがブラつかないといったメリットをもたらします。
バネを使用せずに金属の力で挟むタイプを「タイバー(クリップ式)」といいます。こちらはシンプルなデザインが特徴でどんなネクタイにも合わせられるのが魅力です。シンプルながらも存在感を放つこのタイプはビジネスシーンにぴったりです。
ショートクリップの特徴はその短さにあります。特に、細身のナロータイを使用する場合はネクタイのデザインを最大限に活かせます。しかし、標準サイズのネクタイに付けるとバランスが悪くなるので注意が必要です。
タイタックピンはネクタイにピンを刺すタイプで独自の存在感が特徴です。ピンと聞くと一見危険に見えるかもしれませんが、適切に使用すればまったく問題ありません。それどころか、そのユニークなスタイルが周囲の注目を集めること間違いなしです。
タイチェーンはワイシャツのボタンに金具を引っ掛け、その金具の両端につながっているチェーンの中にネクタイを通して取り付けます。この特性により、優雅な印象を作り出す重要なアクセサリーとなります。ただし、派手な印象に受け取られるため、ビジネスシーンには不向きです。
スティックピンはタイタックピンと形状が同じですが、その長い針の部分が特徴的です。この特性からフォーマルな場やビジネスシーンでも活用できます。一見地味に見えるかもしれませんが、華美過ぎず、高級感を感じさせるバランスの良さを持っています。

ネクタイピンはシーンや場面によって適切なデザインに変える必要があります。以下では、2つの異なるシーンでのネクタイピンについて詳しく解説します。
ビジネスシーンではタイクリップやタイバーがおすすめです。タイクリップやタイバーはビジネスパーソンの装いを引き立てるだけでなく、プロフェッショナリズムを象徴します。また、ビジネスではシルバーやゴールドの素材で装飾も最小限なものが最適です。
装飾が最小限なことで、さりげない主張と存在感を演出できます。
パーティーシーンでは個性を表現できるタイタックピンやタイチェーンが適しています。たとえば、宝石が付いた特徴的なデザインのタイチェーンは、パーティーの雰囲気が一層華やかな印象になるでしょう。
このように、パーティーの雰囲気や自分のスタイルに合ったデザインを選ぶように心がけましょう。
ネクタイピンはビジネスやパーティーといった数多くの場面で活躍するアイテムです。しかし、正しい付け方やマナーを理解しなければ周囲にマナー違反を露呈してしまうかもしれません。
ネクタイピン未経験の方に向けて、今回はネクタイピンの使い方や留め方、選び方などを詳しく解説しました。記事内ではそれぞれのシーンに最適なアイテムの選び方にも触れています。これからネクタイピンを利用する方は今回の記事を参考にして、自身に合ったネクタイピンをお選びください。