スーツをクリーニングに出す頻度は?出すときの注意点も

24.12.15

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スーツをクリーニングに出す頻度は?出すときの注意点も

スーツを着用したあと、そのままクローゼットにしまっている方も多いのではないでしょうか。スーツは汚れが付着したまま収納してしまうとカビやニオイの原因になり、最悪の場合、専門技術がなければ落ちないようなダメージが発生してしまう可能性もあります。とはいえ、あまりスーツを着ない人にとって、1回着用した程度でクリーニングに出すのは気が引けるのも事実です。そこで、本記事ではスーツをクリーニングに出す頻度はどの程度が良いのか、その際の注意点などについて解説します。

1.スーツをクリーニングに出すべき?

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仕事柄、頻繁にスーツを着用する人や就職活動などでスーツを着用する機会が多い人にとって、スーツのクリーニングをどのように行うべきか悩むところでしょう。

結論からいえば、過度にならない程度にクリーニングに出すことをおすすめします。気を使って着用していても、袖を通せば多少なりとも皮脂や汗などが付着することは避けられません。汚れを放置したまま保管すると、カビなどの原因になります。

スーツのクリーニングはワイシャツなどと違い、クリーニング費用もそれなりにかかるため、できればクリーニングに出す回数は少なくしたいところですよね。

スーツをクリーニングに出すかどうかは、袖を通す頻度や汚れの程度などによって異なりますが、スーツの寿命を延ばし、常に最高の状態で着用できるようにするためには、1シーズンに1〜2回程度はクリーニングに出すようにしましょう。とはいえ、過度なクリーニングはスーツの劣化を早めます。特にウールのスーツは、クリーニングの頻度に配慮する必要があるでしょう。

2.スーツをクリーニングに出す頻度

スーツをクリーニングに出す頻度は、1シーズンに1〜2回程度が理想とされています。シーズンオフの衣替え前には、できる限りクリーニングに出してから収納することをおすすめします。汚れが付着したまま保管すると、虫食いやシミ・カビの発生につながります。

過剰な回数のクリーニングは生地の風合いを損ない、劣化を早めるため、スーツは3着程度をローテーションして着用し、1日着たら2日は休ませると良いでしょう。

2-1.極端に汚れた場合はクリーニングへ出す

極端に汚れた場合、自宅での手洗いやブラッシングだけでは十分にクリーニングできないことがあります。たとえば、油性の汚れや色物の飲料をこぼした場合、放置しておくとシミが定着してしまい、自分で汚れを落とすのが困難になります。

また、汗や雨で濡れたスーツをそのまま放置すると、カビや臭いの原因となることもあります。そういった極端な汚れが生じた場合は、専門のクリーニング店に出しましょう。

クリーニング店では、ドライクリーニングやウェットクリーニングといった方法を用いて、スーツの素材や汚れの種類に合わせた洗浄が行われます。とくに、プロが施すウェットクリーニング(水洗い)は、汗や尿、血液などの水溶性の汚れや臭いに効果的です。また、クリーニング後は適切な方法でスーツを乾燥・仕上げてもらえることで、型崩れや縮みを防げるメリットもあります。

2-2.着用回数が低い場合はクリーニングへ出す

礼服や特別なスーツは日常的に着用することが少ないため、クリーニングの頻度について迷うところでしょう。

日常的に着用するスーツであれば、着用回数20〜30回がクリーニングの目安とされていますが、着用頻度が極端に低い礼服や特別なスーツの場合は、着用後は都度クリーニングに出すとよいでしょう。礼服や喪服などは、次に着る機会が不明確で、長期間保管される可能性が高いためです。

皮脂や汗が付着したまま長期間保管してしまうと、カビなどが発生する原因となります。このようなリスクを避けるためにも、着用後は都度クリーニングに出すことをおすすめします。

3.スーツのクリーニングの種類

スーツのクリーニングには主に2つの方法があります。それぞれの方法で特徴や適している汚れの種類が異なるため、スーツの状態や汚れの種類に応じて適切なクリーニング方法を選ぶことが大切です。

3-1.ドライクリーニング

ドライクリーニングは水を使用せずに「石油系溶剤」を用いて洗う方法です。この方法の特徴として、衣類にやさしく、スーツの型崩れや風合いの損失が少ないことが挙げられます。また、スーツにつきやすい油性の汚れやホコリ、花粉などの不溶性の汚れを効果的に落とせます。一方で、飲み物の汚れなどの水溶性の汚れは落としにくいという特徴があります。

3-2.ウェットクリーニング

ウェットクリーニングは水洗いのソフトなタイプのクリーニング方法です。汚れの原因が水溶性の場合は、ぬるま湯と中性洗剤を用いるウェットクリーニングで洗うのがおすすめです。ウェットクリーニングは高度な技術が求められるため、クリーニング料金が高めとなる場合がありますが、汗染みや飲み物の汚れなどの水溶性の汚れを効率よく落とせる特徴があります。ただし、油性の汚れやホコリなどの不溶性の汚れは落としにくいというデメリットもあります。

4.スーツに付着したカビはクリーニングで取れる?

「久しぶりにスーツを取り出したら、カビだらけになっていた」「明日スーツを着る予定なのに、いつの間にかカビが生えてしまった」という経験をしたことがある人も少なくないのではないでしょうか。

多くのクリーニング店には「カビ取り」のメニューが用意されています。長らくクローゼットやタンスにしまったままのスーツにカビが生えていた場合、まずはクリーニング店に相談してみましょう。実際にカビの状態を見てみると、クリーニング店でも落としきれない種類のカビや、落とせても嫌な臭いが残る場合もあります。スーツを保管するときはクリーニングに出して汚れを落としてから保管するのが理想です。

カビのなかで特に厄介なのが「黒カビ」と呼ばれるカビです。一度繁殖した黒カビはスーツの繊維の奥深くにまで入り込み、通常のドライクリーニングで落とすのが難しくなります。黒いシミがスーツに広がっている場合は、クリーニング店の「カビ取り」や「シミ抜き」などの追加メニューを利用すると良いでしょう。

5.スーツのクリーニング頻度を減らすためのポイント

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スーツはビジネスパーソンの必需品であり、人によっては毎日着用するものです。しかし、頻繁にクリーニングに出すと、スーツの生地の傷みにもつながります。したがって、クリーニングに出す頻度を減らすためにも、自分でもできるケア方法を知っておくことが大切です。今回は、スーツのクリーニング頻度を減らすためのポイントを紹介します。

5-1.着用後にブラッシングをする

スーツを着用した後、クローゼットにしまう前にブラッシングを行うとよいでしょう。ブラッシングを行うだけでも、スーツの表面に付着したホコリや花粉を簡単に取り除けます。これにより、スーツの清潔さを保つことができるだけでなく、クリーニングの頻度も減らすことが可能です。

ブラッシングを行うことで、スーツの繊維の流れを整えられると同時に、毛玉やテカリを防止する効果も期待できます。さらに、ウール素材のスーツの場合、ブラッシングを行うことで、ウールの自然なツヤを取り戻せるでしょう。ブラッシングを行う際には、専用の衣類用ブラシの使用がおすすめです。

5-2.スーツの数を増やして着まわす

スーツの数を増やして着まわすのは、スーツを長持ちさせるための簡単な方法のひとつです。毎日同じスーツを着ると、そのスーツの摩耗が早まります。また、スーツには一日の間に吸収した汗や汚れが付着しているため、連続して着用すると生地が傷む可能性もあります。そこで、複数のスーツを持ち、それらを交互に着ることで、各スーツの摩耗を均等に分散させられます。

持っていると良い具体的な着数としては、ビジネスシーンで毎日スーツを着用する場合、最低でも2着は持っているとよいとされています。たとえば、2着のスーツにワイシャツ3枚とネクタイ3本を組み合わせることで、18通りのコーディネートができます。このように、少ない数のスーツでも、ワイシャツやネクタイの選び方によって多くのバリエーションを楽しみつつ、スーツの摩耗を分散させられます。

スーツをより長持ちさせるには「1着3休」という4着で着回すサイクルがおすすめです。

1日着用したら3日間スーツを休めることで、シワの回復や湿気、臭い等を取り除くことができ、クリーンな状態でスーツを着用できます。

5-3.ウォッシャブルタイプのスーツもおすすめ

近年では自宅の洗濯機で洗えるウォッシャブルタイプのスーツが増えてきました。ウォッシャブルタイプのスーツは、通常の洗濯物と一緒に洗濯機で洗えるため、クリーニング店に出す手間を大きく削減できます。また、家で洗えるため、頻繁に洗濯が可能で、簡単に清潔な状態を保てるメリットがあります。

さらに、ウォッシャブルスーツは、特殊な加工や生地の選び方によって、洗濯時の摩耗を最小限に抑える工夫がされているため、従来のスーツに比べて劣化や型崩れしにくいものが多いです。

ウォッシャブルスーツを選ぶ際には、洗濯表示をしっかりと確認してください。すべてのウォッシャブルスーツが家庭の洗濯機で洗えるわけではないため、推奨されていない洗濯方法をしてしまうと、スーツを傷める原因となってしまいます。

 6.スーツをクリーニング出すときの注意点

スーツをクリーニングに出す際、いくつかの重要な注意点があります。これらのポイントを押さえておくことで、スーツの品質を長持ちさせられます。

6-1.上下セットで出す

スーツは上下でひとつの服として成り立っています。そのため、上下を別々にクリーニングに出すと、色の統一感が失われる可能性があります。たとえば、上のジャケットだけを何度もクリーニングに出していると、下のパンツとの色の差が生じる可能性もゼロではありません。このような色の変化を防ぐためにも、スーツは上下セットでクリーニングに出すことをおすすめします。

6-2.ポケットを空にする

スーツのポケットにはペンやガム、カードやメモなど、さまざまなものが入っていることがあります。これらのアイテムがポケットの中に残っていると、クリーニングの際にトラブルの原因となることがあります。たとえば、ペンのインクが漏れる、ガムが溶けてしまうとスーツに大きなダメージを与える可能性があります。そのため、クリーニングに出す前にポケットの中身を確認し、必ず空にしておくようにしましょう。

6-3.洗濯表示を確認する

スーツには洗濯表示がついており、この表示を確認すれば、スーツの素材やクリーニング方法がわかります。たとえば、ドライクリーニング専用の表示がある場合、水洗いは避ける必要があるといったことがわかります。また、クリーニングの際に使用する薬剤に対する注意点や、温度設定などの詳細も表示されているので参考にしてください。

7.スーツをクリーニングに出した後の注意点

クリーニングから帰ってきたスーツをそのままクローゼットにしまうのは簡単ですが、その後のちょっとした手間がスーツの寿命を延ばすカギとなります。ここでは、クリーニング後のスーツの取り扱いについてのアドバイスをご紹介します。

7-1.ビニールを外して保管する

クリーニングから戻ってきたスーツは多くの場合ビニール袋に入れられています。このビニール袋はクリーニング店から自宅までの間、スーツを汚れから守るためのものです。しかし、ビニール袋の中は湿気がこもりやすく、そのまま長期間保管するとカビの原因となります。したがって、スーツをクローゼットに収納する前に、必ずビニール袋を取り除くことをおすすめします。

7-2.ハンガーを掛け替える

クリーニング店で使用されるワイヤーハンガーは一時的に衣服を掛けるためのものです。長期間このハンガーに掛けておくと、スーツの形が崩れる原因となることがあります。そのため、スーツを保管する際は肩のラインに合った肉厚で丸みのあるハンガーに掛け替えることが望ましいでしょう。

7-3.風通しの良い場所で保管する

スーツを保管する際は風通しの良い所がおすすめです。湿気がこもりやすい場所はカビやニオイの原因となるため、避けた方が良いでしょう。また、スーツ同士が密接に収納されていると取り出す際に摩擦が生じ、生地が傷む可能性があるため、スーツ同士の間隔を空けて収納します。

まとめ

本記事ではクリーニングに出す頻度や注意点について解説しました。スーツを頻繁に着用する人にとって、どの程度の頻度でスーツをクリーニングするかは迷うところです。その頻度を1シーズンに1〜2回程度、礼服など着用頻度が少ないものについては都度、クリーニングに出すことをおすすめします。

最近ではウォッシャブルスーツのように、自宅でケアできるスーツも販売されているため、このような機能性のあるスーツを購入するのもおすすめです。ぜひ参考にしてください。

この記事を書いた人
岩倉具博.jpg

2006年に株式会社コナカに入社。2013年からコナカの店長として神奈川県の店舗を中心に7年間勤務。2020年から商品部に配属し、スーツセレクトのワイシャツ、ネクタイ、シューズのディストリビューターを経験し、現在はアクセサリー、シューズ、アンダーのバイヤーを担当。自社ブランドのコンセプトを熟知した上で、トレンドや時流に乗っている商品の情報を収集し、試行錯誤を繰り返しながら商品を企画しています。また、コーディネートした際の全体の連動性が非常に重要となる為、他アイテム担当のバイヤーとは必ず情報交換を行い、ベクトルの方向を常に意識しています。